よく相談を受ける内容として、50代になったら案件が見つからないけどどうしたらいいか?というものがあります。
こちらの記事では、案件が少なくなる50代の壁を破ってくれるエージェントを紹介しております。
フリーランスエンジニアのデメリットに年齢の壁があります。
特に案件の制約が強くなる一つの区切りが50歳です。
しかし、50代に強いエージェントに複数社登録しておくことで、そのリスクを小さくできます。
案件が減るのは事実ですが、一定のプロジェクトの数は間違いなくありますので悲観する必要はありません!
50代おすすめエージェント4選!
- アットエンジニア
担当者の質にこだわりたい方は親切対応がウリのこちら! - PE-BANK
全国拠点&さまざまな福利厚生でエンジニアファーストなエージェント! - エンジニアファクトリー
特に、大阪、京都、兵庫など関西圏の方に強み! レバテックフリーランス
リモート案件も多い老舗エージェント!
また、フリーランスエージェントの目的別比較を別記事で行っております。
ITフリーランスの実態
40代、50代の人数
2018年フリーランス白書によると、40代50代のフリーランスの人数割合は、それぞれ37.8%、13.2%となており、併せて51.0%になります。
エンジニアだけではありませんが、エンジニアのみでも人数構成比はそれほど変わらないでしょう。
特に50代は全体の1割ちょっとというところで、多くみても2割程度となっております。
出典:フリーランス白書2018
フリーランスエンジニアの年収
こちらは、独立行政法人情報処理推進機構の年代別の「フリーランスITエンジニアの平均年収傾向」です。
30代
300万円未満 | 35.3% |
---|---|
300万円以上~500万円未満 | 27.9% |
500万円以上~700万円未満 | 19.1% |
700万円以上~1000万未満 | 8.8% |
1000万円以上 | 8.8% |
40代
300万円未満 | 32.6% |
---|---|
300万円以上~500万円未満 | 31.8% |
500万円以上~700万円未満 | 15.5% |
700万円以上~1000万未満 | 14% |
1000万円以上 | 6.2% |
出典:独立行政法人情報処理推進機構発行「IT人材白書2016」P.81より
こちらを見て分かることは、30代⇒40代で500-700のゾーンが減り、上下それぞれのゾーンに流れています。
つまり、スキルがある人はより年収が高くなり、スキルが弱い人は下がるという2極化傾向があると考えられます。
この傾向は50代でより明確に現れてきます。
30代では質が弱くても量でカバーできていますが、年齢が上がるに連れて質が求められてきます。
50代でフリーランスを続ける方はスキルの質を高める必要あり
50代フリーランスエンジニアのデメリット
50代ITフリーランスでは、いくつかデメリットがあります。
- 案件により年齢制限がある
- 信用度が低い
- 若手プロパーが勘違いする
- 重要ポジションは任されづらい
- 案件が保証されない
案件により年齢制限がある
エージェントから紹介される多くの案件の要件には大抵年齢制限があります。
個人的にはフリーランスエンジニアの実力は、年齢で判定されるものでないと思っております。
しかし、現場PMが年上を管理しづらいや、体力的に難しいなどの理由から50代を敬遠する案件があるのは事実です。
これは悪しき習慣ですが、それが現実です。
私の肌感覚では約7割程度の案件で50代未満を求めています。
ですので、30代と比べれば案件の提案される絶対数は減っていきます。
信用度が低い
これは50代に限った話ではありませんが、特に年齢が上がるにつれ感じられる方は多いようです。
フリーランス白書においても、「あなたが今の働き方(フリーランス)を続けていくうえで障壁になっているものをお答えください。」
の質問に対して、約4割の方が社会的信用を得るのが難しいと回答しております。
例えば、ローンを組む時などでしょう。
ですので、継続的な所得を上げて確定申告上の実績をしっかり作っておくことが重要になります。
現場の若手プロパーが勘違いすることがある
50代になると今までの実績が積まれスキルもかなり厚くなっていると思います。
一方で業務委託という形で参画していると、現場の全責任を担うということは当然無理です。
そうなると、現場責任者は30代ぐらいのあなたよりも若手の正社員という場合も良くあります。
頭のいい責任者であればいいですが、場合によっては業務委託を下に見て勘違いしている人もいます。
勘違いプロパーがいる場合、現場でのトラブルが発生してしまうこともあります。
そんな時は、違和感を感じたタイミングでエージェント担当者にしっかり相談しましょう!
円滑なプロジェクト運営のため、フラストレーションを溜め込まず適切にエスカレーションしましょう。
重要なポジションをなかなか任せられない
前項と重なる部分もありますが、プロジェクトの重要な意思決定はできないでしょう。
例えば、システム刷新のアーキテクチャを決定する場合を思い浮かべてください。
意見を述べることはできますが、当然その決定権はありません。
(決定権を渡されても怖いですが)
そのため、自分でプロジェクトを推進したいと思われている方にとってはデメリットに感じるでしょう。
一方、しっかり自分の専門性を持っている方であれば、その意見の認められる可能性は高まります。
聞く耳を持ってもらうためにも、価値あるスキルが大事
案件が保証されない
こちらも50代フリーランスエンジニアに限った話ではありませんが、50代には特に大きく関係してくる話だと思います。
エージェントとのパイプをしっかり複数持ち、ご自身のスキルを特化させておくことが重要です。
そうすることで、案件が欲しいタイミングで、確実に案件を探すことができます。
ただこれは、契約が無い期間は自由に休めるというメリットと表裏一体なので親御さんの面倒を見る必要があるなどの事情の方にはいいことです。
50代フリーランスエンジニアに求められるスキル
上流スキル
スーパープログラマーを別にして、50代でプログラマーでは困ります。
設計書など、上流工程ができるように学習を進めましょう。
健康管理
我々サラリーマン、フリーランスは体が資本です。
特に50代は健康管理に注意して仕事をしましょう。
多少のプラスα
業務委託ですから、本来、他者の教育など関係のないことです。
しかし、やはり長年のナレッジを現場の若手に教えてあげて欲しいと現場のMgrは思っているはずです。
自分のタスク+αボランティアしてあげることで、現場の信頼獲得には有効だと思います。
頼れるエージェント担当者を作っておく
これは、特に重要です。
どんなプロジェクトもいつかは終わります。
その時に、新しい案件を探してくれる腕の良いエージェント担当者がいたら、すぐに次の案件に行けるのでとても便利です!
50代フリーランスエンジニアの不安や悩み
年収が上がりづらくなる
基本的には、過去の実績で年収が決まってきます。
ここからの大幅な右肩上がりは難しいでしょう。
社会保障(医療保険、年金等)
フリーランス向けの保険を提供しているエージェントやサービスも増えてきております。
体力や気力が衰える
やはり20代と比べると体力や気力が衰えてくると私の担当50代エンジニアから聞きます。
キャッチアップ力の衰え
どうしても物覚えも悪くなります。
常に自分の中の知識もアップデートを心がけましょう。
新しい技術に対応できない
最近のトレンドのPython、JS(Vue、React)などの開発言語周辺では、20、30代が中心で開発を行なっています。
50代フリーランスエンジニアにオススメのエージェント4選
50代案件に力を入れているITフリーランスエージェントをご紹介します。
気になるエージェントがあれば、担当者と繋がっておいて損はありません。
アットエンジニア
アットエンジニアは、2018年創業の比較的新しいITフリーランス向けエージェントになります。
成長しており、東京と大阪の2つの拠点で取引案件数は9,000件と多くなっています。
- 参画までのスピードが速いです
- 案件の7割がエンド直or元請直
- マメな対応をモットーにしている
アットエンジニアの特徴は、なんと言っても担当者が親身な点。
公式HPでも、「3マメ」と称した活動を行なっております。
これは、足マメ、口マメ、筆マメの3つを表しているということで、小まめなフォロー体制が売りです!
現状のエージェントの担当者に満足されていない方は、一度アットエンジニアに相談をしてみても損はありません。
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PE-BANK
- 日本全国に営業所がある
- マージン比率の開示
- 充実の福利厚生
- 年1のエンジニア懇親会
PEーBANKは、他社に無いオリジナルの取り組みが多く素敵です!
PE-BANKの特徴は、なんと言っても一定期間参画するとマージンが8%となる点です。
これは他社に無いポイントとなっており、なかなか真似できません。
また、他社に無い楽しい福利厚生プランも充実しているところもいいです!
50代の方向けの案件も豊富で、数少ない50代におすすめできるエージェントです。
一人ひとりとしっかり向き合い、その人にあった案件を提案してくれます。
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エンジニアファクトリー
エンジニアファクトリーは、転職にも力を入れているITフリーランス企業です!
- 即日払いを無料付帯
- 担当者の顔がHPで見える
- 長期的なキャリア支援
エンジニアファクトリーの特徴は、なんと言っても即日払いが無料付帯している点です。
請求書買取のファクタリングサービスがありますが、エンジニアファクトリーでは最初から対応してくれています。
また、年齢不問で長期的なキャリア支援をしてくれていますので、50代の方もウェルカムなエージェントです。
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レバテック フリーランス
レバテックは、言わずと知れたITフリーランス向けエージェントです!
- 日本全国に営業所がある
- リモート案件も豊富
- 案件数が豊富
レバテックの特徴は、なんと言っても会社パワーを活かして案件が豊富な点です。
toC向けやtoB向けの案件が揃っております。
人材担当、企業担当の他に、フォロー専門の担当がいるため、何かあればすぐに対応してもらえます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか、フリーランス50代で案件探しをしているエンジニアの方のために、50代の方の実態と共に、頼れるエージェントをお伝えしました。
いずれにせよ実際にエージェントと面談で話をしてみるということが必要です。
少々おっくうなポイントではありますが、ぜひここは面倒くさがらず複数のエージェントと面談してみることをお勧めいたします。
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