フリーランスデビュー

フリーランスとして契約書を結ぶ時の注意点6つ!特に重要なチェックだけは怠るな!

契約書

フリーエンジニア(個人事業主)になってエージェント経由で無事にプロジェクト参画が確定すると、まず始めに行うことはエージェントとの基本契約書および個別契約書の締結だ!今回は、特にフリーランスになって初めて契約書を結ぶ時の注意点を挙げた。自分の契約書が問題ないかチェックする時の参考にして欲しい。準委任契約だの、損害賠償だの、瑕疵担保だの普段聞き慣れない言葉も出てくるが大した内容では無いので安心してくれ!

基本契約書

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フリーランスにとって契約書のイミを確認

当たり前だが、フリーランスは会社員とは違う。契約書が非常に重要だ。なぜかというと、会社員は労働基準法という法律によってある程度守ってもらえているが、フリーランスは基本的に契約書以外、自分を守ってくれるものは無いからだ(下請法とか独占禁止法などは多少守ってくれるが、会社員には劣る)。
だからこそ、契約書の内容はしっかり目を通しておくべきなのだ。

契約の種類

契約の種類には、派遣と業務委託があり、業務委託には請負と準委任があるイメージだ。それぞれ見てみよう。
フリーランスエンジニアとして、エージェント経由でプロジェクトに参画しようとした時、ほとんどは準委任契約になるはずなので、急ぐ人はそちらをチェックしとこう。

派遣契約

派遣契約と業務委託契約を分ける一番の違いは、現場で直接指揮命令を行なうことができるかどうかだ。
派遣契約であれば、派遣先のリーダなどが、直接指揮命令を行える。具体的なToDoレベルの指示を出すイメージだ。直接の仕事面以外でも、勤怠を指定するとか、こういう服装にしろとかも可能だ。もちろん、良識の範囲で。
事務作業の派遣の人などは、具体的なToDoレベルで指揮命令が出され作業をしてもらっているだろう。

業務委託契約

派遣契約に対して業務委託契約は、指揮命令件は無い。業務委託契約であるにもかかわらず指揮命令をされた場合、指揮命令をした側が法律で罰せられる。もし、指揮命令されているなと感じた場合は、エージェント担当者にすぐ相談しよう!
つまり、業務委託契約とは、求められている内容に対して持ち前のスキルで良しなに結果を出すよという契約だ。
どう進めようが、結果を出していれば問題ない。

請負契約

請負契約は、納品責任がある。納品責任とは、例えばシステムのソースコードを渡す責任がるよということだ。納品が完了したタイミングで報酬が支払われる。そのため、納品することができなければ、いつまでも報酬が支払われることがない。
作るものが明確になっている時などは、請負契約で発注される。

準委任契約

請負契約に対して準委任契約とは、納品責任が無いということである。これだけ聞くと、ただ単に楽な契約だと思うだろう。語弊を恐れずいうと、その通りだ。イメージとしては、弁護士などを思い浮かべれば良いだろう。別に納品物も無いけど、専門スキルでサポートするようなイメージだ。システムの現場においても、特に決められた納品物があるわけでは無いが、専門知識でプロジェクトをサポートする。

先ほど楽とは言ったが、専門スキルを持ち得てなくて現場から使えないというレッテルを貼られれば、プロジェクトからただリリースされるだけだ。その辺はシビアである。逆にこちらから見て、報酬に見合わないような良くない現場であれば、早々にプロジェクトを卒業すればいい。そこは両者がフェアだ。

契約書の種類

エージェントと初めて契約を結ぶ時には、主に3つの書類を交わすことになるだろう。

基本契約書

名前の通り、契約のベースとなる内容が記載されている。具体的には、委託業務の概要や、再委託、権利だったり、損害賠償の取り決めだったり、反社会的勢力じゃ無いよねとか、契約解除の取り決めなどだ。
個別契約との関係性とかも定義されている。

個別契約書

直接的に、条件面など最も重要な書面はこちらだ。具体的な、業務内容、報酬額、各種報酬額の精算方法などが記載される。
また、エージェントの担当者名や、支払サイトなども記載されるだろう。
金額に間違いが無いかなど、しっかりチェックが必要だ。

秘密保持契約書(Non Disclosure Agreement = NDA)

NDAとよく呼ばれている。こちらは、往々にして当たり前のことが記載されている。
昨今は、セキュリティが厳しくなっているが、まぁ当然、情報漏洩とかは気をつけますよ的なものなので、それほど身構える必要は無い。

業務委託契約書

ベースとなる契約だけあるので、契約全般に影響を及ぼしてしまうので、しっかり確認しておこう。特に、次に上げる3つはチェックしておくべきだ。

基本契約書における契約書のチェックポイント3つ

ベースとなる契約だけあるので、契約全般に影響を及ぼしてしまうので、しっかり確認しておこう。特に、次に上げる3つはチェックしておくべきだ。

検修対象について

良く、基本契約書内で検収について触れているケースがある。検収とは、作ったものの品質が求めたものと相違ないかを確認して受け取るかを判断することだ。この検収は、普通、請負契約において納品前に実施される工程である。
なので、本来は準委任契約では、検収される成果物などは無いのである。
もし、基本契約書に検収の内容が書かれている場合は、エージェント担当者にしっかり確認して欲しい。検収対象は、『勤務表』のことを指しているという理解で良いか?『勤務表』とは、タイムカードだ。普通のプロジェクトでは、タイムカードをチェックしてもらうという契約にするものだ。

中抜きによる損害賠償項目について

エンドA-エージェントA-フリーランスの商流でプロジェクトに参画した時に、将来的に、何かの縁で直接エンドAと仕事をすることもあるだろう。そのようなときに、エージェントAとの基本設計書に、直接エンドAと取引したら損害賠償を求めるという旨の項目があったりする。
エージェントAが中抜きされないための文言であるので、エージェントAからしたら必要であるのは理解できる。ただ、その内容が度を超してないか一応チェックしよう。
『エージェントAで知り得た情報を元に、直接エンドAと仕事してなければいいんだよね?』極端な例ではあるが、三菱鉛筆に対しエージェント経由で業務委託契約により参画した場合、三菱鉛筆買っちゃダメなのか!?的な。

瑕疵担保規定について

そもそも良く不動産業界で使われる瑕疵担保とは、検収時に気づけなかった不備に対して保証するよという意味である。つまり、検修を行ったけれど、その時に発見できなかった不具合について、向こう一年以内は、無償で修正するみたいな文言が入っているケースがある。
この内容は、普通は請負契約の場合の話であるので、エージェントの担当者には、『瑕疵担保ってないですよね。』と確認をとってみましょう。『仮に瑕疵担保責任があるのであれば、これまた『勤務表』に対する瑕疵担保責任ですよね。』と聞いてみてくれ。
もし、実装した成果物に対して瑕疵担保責任が発生するのであれば、そのプロジェクトは早々に卒業した方が良いだろう。法令が理解できていないと思われる。

個別契約書における契約書のチェックポイント3つ

条件面など、都度契約の度に変わる内容や、基本契約に書くほどではない細かい内容が記載されるのが個別契約書である。

各種条件

契約金額、精算幅、精算方法、精算金額、精算時間単位、契約期間、契約形態、就業時間など。
もし、月の途中で入場するのであれば、日割の計算ロジックとともに金額が記載されていること。
これらに、認識の齟齬がないかをしっかりみておこう。

契約解除可能タイミング

だいたいのケースは、1ヶ月前である。具体的には、12月末で契約がちょうど満了されて、自分自身も更新したくないと思うのであれば、11月末時点では契約更新しない旨をエージェント担当者に伝えておく必要がある。逆も然りで、エージェントから契約終了を伝えられる時も、終了の1ヶ月前までにしてくれよという取り決めだ。
これが、エージェントから言われるのは2週間前だが、こちらから伝える場合は1ヶ月前みたいに記載されていることもあるようなので、そういう場合は、エージェントから言われるのも、1ヶ月前にしてもらおう。2週間では、次のプロジェクトを決める時間が足りないかもしれない。

支払いタイミング

多くの場合、40日以内が一般的でないだろうか。40日であれば、働いて月末で締めて、翌々10日払いである。
短いところであれば、15日払いなどでやっていたり、勤務表を元に前借りできるサービスなどもあるようなので、利用してみるのも良さそうだ。

事務的な煩雑さ

徐々に電子化に移行しているエージェントが多いが、いまだに紙ベースのエージェントもある。そう言ったところでは、無駄に事務業務にお金と時間が取られる。なので、無くせないか聞いてみてもいいだろう。まぁ覆る可能性はほぼないので、やんわり聞いてみるぐらいであるが。

収入印紙

契約書に一緒に貼付される、謎の切手みたいなものだ。あれの必要性は良くわからないが、商慣例上貼られている。大した金額では無いが、うざったいものである。『いらないですよね?』と試しにエージェント担当者に聞いてみてもいいだろう。

郵送

これもまた面倒くさい。いちいち契約書にサインをして郵送するの、今って、令和ですよね?って思えてくる。
まぁエージェント担当者に会う機会があるのであれば、その時に手渡しすれば良い。

2部に押印

押印作業も、少し手間だ。なるべく、メールの返信を持ってとか、入力してとかにしてもらいたいものだ。

要は、これらはクラウドサインなどのWebサービスに移行してくれればいいのになと思っている。

最後に

今回、フリーランスとして契約書を結ぶ時の注意点を解説してきた!特に初めてフリーのエンジニアとして契約書を取り交わす時は不安に思うことがあるかもしれないが、ぜひチェックポイントを見返して参考にして欲しい。
もし、チェックをして欲しいなどの要望があれば相談してくれ!