フリーランスエンジニアが増えすぎているという声もありますが、上手くいかなかった人がいるのも事実です。
フリーランスエンジニアで失敗してしまった方の末路を事前に知ることで、ご自身が失敗しないためにお役立ちいただけます。
実際にフリーランスエンジニアになって稼げないなどの理由で後悔をされている人もおりますので、そうならないためにも本記事をご確認ください。
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い
末路を辿らないためにも違いを把握しておくことは重要です。
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアでは、会社側からの見られ方や捉えられ方に違いがあるからです。
失敗した末路を辿らないために違いを把握しましょう。
仕事ができる前提で契約される
フリーランスエンジニアは仕事ができる前提として契約されます。
フリーランスの方は「ある程度のスキルや知識を持っているのでフリーとして活動している」という認識をクライアントは持っています。
外注して依頼するということは、会社の社員よりもスキルがあり完成度が高いことが求められます。
仕事はできて当たり前として認識されます。
教育制度は無い
フリーランスのエンジニアには教育制度はありません。
正社員であれば必要なスキルや知識を身に付けてもらうため教育制度があります。
しかし、フリーランスは社員ではないので会社側も人材育成として何かを行うことはありません。
つまり、自分のノウハウで仕事をしていく必要があります。
求められているポジションのレベルは低い可能性が高い
フリーランスの場合、求められるポジションが低い可能性もあります。
どういうことかというと、やはり大事な部分をフリーランスには任せられないということです。
あなたが逆の立場だとして、プロジェクトの全責任をどこかのフリーランスに任せられますか?
答えは、No!だと思います。
基本的には、重要な仕事は社員が行い、一部のリソースとしてフリーランスに依頼することが多くなります。
結果的に、なかなかリアルなPM業などの経験は、機会が減ると考えた方がいいです。
フリーランスエンジニアの末路ケース5つ
フリーランスエンジニアの末路は、どのようなケースになることが多いのか知りたい人もいるでしょう。
確実ではありませんが、以下のようなケースが想定されます。
フリー過ぎてただの社会不適合者になる
フリーランスの意味を履き違えると、末路行き決定です。
例えば、朝が苦手だからフリーランスエンジニアになって、出社時間もフリーになるんでしょと考えていると、クライアントからの信用を失います。
会社の社員であれば会社のルールに沿って働きます。
フリーランスはその規律が確かに和らぎます。
しかしだからと言って何をしてもいいわけでは無いので、勘違いしてはいけません。
実力不足でプロジェクトにありつけない
会社がフリーランスに仕事を受注するのは実力が備わっている方にのみです。
もし、プロジェクトを任せるだけの力がないと判断されれば仕事が受注できなくなります。
社員であれば育成という名目でプロジェクトを任せることもありますが、フリーランスの方は切られて終わりです。
そしてプロジェクトをいくつか転々として、末路をたどります。
景気変動に弱い
フリーランスエンジニアは景気変動にも弱いです。
景気が良いときは仕事の受注率が上がりますが、景気が悪くなると仕事自体が無くなり、収入が減ってしまうリスクがあります。
一方で、しっかりスキルを持っている人であれば心配は少ないでしょう。
簡単に替えが効く存在であれば、末路を辿ることになります。
年齢の賞味期限を迎える
フリーランスエンジニアは年齢による賞味期限が正社員より早いです。
正社員であれば一般的に現状60歳が定年退職になります。
一方で、フリーランスエンジニアは50歳以上になると案件数が減ってしまう傾向にあります。
そうなると、正社員より早い引退という末路を辿らなければいけない人も出てきます。
しかし、これもスキルの高いエンジニアであれば、逆に70歳程度まで働くということも可能になります。
メンタルや体調を崩す
フリーエンジニアに限った話では無いですが、メンタルや体調を崩すリスクがあります。
フリーで働いていても仕事の受注がたくさんくれば、納期までに全て自分で完成させなくてはいけません。
ずっと1人で作業するとメンタル面でが不安になることもあります。
正社員であれば休業期間などが設けられますが、フリーランスは契約を切られて終わります。
この辺の回避方法も最近は考えられていて、色々なフリーランス向けの保険なども出てきています。
フリーランスエンジニアとしての末路を辿らないために
フリーランスエンジニアの末路を辿らないように以下のポイントを押さえておきましょう。
正社員でエンジニア経験はしておく
正社員でエンジニアの経験をしておくことが大事です。
正社員としての経験があれば社会の常識や仕組みを理解することができます。
相手との対話や取引の方法などのノウハウを知ることができれば、フリーの際も社会に適合して働くことが可能です。
中途半端なスキルセットを避ける
中途半端なスキルセットをしないように注意するべきです。
ITエンジニアとして活躍するため、複数のスキル取得を考えるかもしれませんが、中途半端な知識とスキルでは、仕事で活用できない場合があります。
技術なら技術、ディレクションならディレクションというように1つの分野に特化することを考えましょう。
プロジェクト内で不義理をしない
プロジェクト内で不義理をしないようにすべきです。
作業の遅れやすっぽかしなどを行うと、同じプロジェクトの人たちは不信感を募らせ、仕事に支障が出ます。
自分の役割を認識して、作業と完成を正確に行い、完了することを決意しておきましょう。
学習し続けて技術力をアップする
学習し続けて技術力アップを狙うことも大事です。
ITスキルは日々進歩しているので、新しい技術を学習して習得することが求められます。
新しい技術の習得やレベルアップを行うなら、クライアントからも重宝され、エンジニアとして仕事を任されるでしょう。
フリーランスエンジニアの成功事例
フリーランスの成功事例も紹介します。以下のような事例があるので確認してください。
組織化して起業
組織化して起業した成功例があります。
フリーランスでありながら仕事を組織化して、他のエンジニアにも仕事を回すことで、より効率的に仕事を行い収入も得られます。
組織化して起業できれば会社員の時代より、やりがいや収入アップできることに期待が持てます。
若く稼いで早期リタイア→資産運用
若く稼いで早期リタイヤをして資産運用で生活することも可能です。
フリーランスエンジニアである程度の収入を得たなら、後は資産運用してお金を稼ぐだけで自分の自由な時間を増やせます。
自分のやりたいことをできる時間が増え、生活にゆとりを持てるようになるでしょう。
得意領域を磨いて特化
得意領域を磨いてスキルの特化を狙えます。
自分の得意な依頼を行い続けることで知識も身に付き、経験も増えるのでスキルの向上が期待できます。
スキルを特化できれば、より仕事の熱意を持つことができ、楽しく満足のある仕事を行えるでしょう。
まとめ
フリーランスエンジニアは、しっかり計画とポイントを押さえておくなら成功できます。
そのためには計画とフリーランスの知識が必要です。しっかり順序を考えて成功できるように計画しましょう。
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