インフラエンジニアはやめておけや、後悔しているという話を良く聞きます。
これからインフラエンジニアになろうか迷われている方の参考にもなりますので、今後の一歩の参考にしていただけると幸いです。
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なぜインフラエンジニアはつまらない?
どうして、インフラエンジニアと呼ばれる方達の多くがつまらないと感じているのでしょうか。
私タチバナが聞く5つの理由は以下です。
24時間365日体制の仕事
俗にいう『ニーヨンサンロクゴ』案件と呼ばれいる仕事です。
このプロジェクトではシフトが組まれ、担当の時間を基本は現場のサーバールームなどでモニター監視したりします。
盆暮正月もなく、体力的にも辛いということで嫌になる人がおります。
確かにそれは嫌になる気持ちもわかります。
ルーチン業務でしかない
その間に何か他のことができればいいのですが、セキュリティ面の問題などがあり、別のPC持ち込みが禁止されていることなどもあります。
そうなると、ただひたすら監視を続けなければいけません。
創造的でない
ただひたすら運用監視なのであればクリエイティブさを発揮する余地もあまり無いでしょ う。
ほとんどの場合、既に運用マニュアルが策定されていて、それに従ってアラートを上げたり一次切り分けを行う程度のタスクが多くなります。
そのため、創造的に仕事をしたいと思われている方には向いていないかもしれません。
自分自身にスキルがない
自分自身のスキルが足りずに24365案件にしかアサインされないという方もおります。
若手で、将来のキャリアアッププランの一環としてののアサインであれば問題ないでしょうが、長期のアサインは危険です。
感謝されづらい
これはインフラエンジニアに限った話ではありませんが、なかなか日々の業務の中でクライアントから感謝を表明されることはないです。
相手も対価を払って仕事を依頼しているわけですので、そうヤスヤスと『ありがとう!』なんて言いません。
あなたが、お巡りさんに会って一度でも『いつもありがとうございます!』なんて言ったことが無いのと同様です。
なので、そこは諦めるべきですし、いちいち感情の起伏を出している場合ではありません。
逆を言えばそういうスキルが必要ということです。
いちいちトライアンドエラーをして、一喜一憂されたのでは安定したサービス提供ができずに困ります。
本来のインフラエンジニア
インフラエンジニアの職業を一言で表現するのであれば、縁の下を構想して作り上げる人ということになると思います。
インフラエンジニアの職務
インフラエンジニアの職務を定義するのは、つまらなさ回避のためにも重要です。
決して、24365=インフラエンジニアではありません!
本来24365はサービスエンジニアの役割であって、インフラエンジニアとは呼ばれません。
一部の企業が、インフラエンジニアと謳いつつ24365現場に大量アサインを人数が多い分、どうしてもそのようなイメージを与えてしまっているようです。
なので、ここではインフラエンジニアについて見ていきたいと思います。
インフラエンジニアに求められること
インフラエンジニアに求められることは多方面です。
大きなくくりで言うと次の3つだと思います。
- インフラアーキテクチャ知見
- ネットワーク/セキュリティ知見
- 製品/クラウド知見
これらの基本的な知見は当然持ちつつ、その中で例えば特にAWS関連に強いですと言った感じに専門性を出していく必要があります。
インフラアーキテクチャ知見
ITインフラを構築するには、先人の知恵としていくつものパターンがあります。
また、最近ではAIビッグデータというテーマで大量データを捌くためのインフラ構成が求められることも良くあります。
ネットワーク/セキュリティ関連の知見
これは、イメージつき易いと思いますがネットワーク領域とセキュリティ領域は密接です。
ネットワーク(≒インターネット)が無ければ、セキュリティ面を考える必要はほぼないです。
製品/クラウド知見
当たり前ですが、インフラを設計構築する際にはなんらかの製品を利用することになります。
Linux/Unix環境であったり、WindowsServer系であったり。
また、クラウド環境での知見を求められることも多くなっております。
各社のサービスを網羅しておく必要などありませんが、ご自身の周りのプロジェクトに合わせた製品知識を身につけたいところです。
クラウド界のBig4
- Amazon Web Services
- Microsoft Azure
- IBM Bluemix
- Google Cloud
インフラエンジニアのやりがい
上記でも見たように、インフラエンジニアに求められる知見は決して簡単なモノではありません。
どんな点でやりがいを感じれば良いでしょうか。
ユーザーの生活を守っている
日常生活でインフラという言葉は、例えば「水道」や、「電気」など無くてはならないものです。
ITサービスで、生活に今や無くてはならないものでいうと、LINEなどが挙げられます。
LINEが動く仕組みを根底から支えるのがインフラエンジニアの役目です。
結果的にユーザーの生活を支えているという自負を持てると思います。
今後の世界で必要不可欠
ITが浸透している世界において、インフラエンジニアに求められる知見がいらなくなることはありません。
特にセキュリティ面を加味しインフラ設計ができるということは承認されますし、報酬も上がります。
インフラエンジニアがつまらない時の5つのチェックポイント
インフラエンジニアへの興味は本当に無いのか?
上記の求められることや、やりがいを見ても、全然面白くないなと感じるのであれば、それは確かに向いていないかもしれません。
向いていないことが悪いことでは決して無いので、例えばアプリケーションエンジニアへの転身を模索するなど考えた方が良さそうです。
努力はしているか?
例えば、クラウド環境の知識は?セキュリティ面の知識は?身についているか。
これらがわからないというのであれば、それは努力不足によるつまらなさかもしれません。
ただの24365要員になっていないか?
サービスエンジニアとして24365要員なのに、インフラエンジニアと呼ばれているのであれば、それは会社が勘違いしているかもしれません。
キャリアの見通しが立てられない会社(プロジェクト)であれば、見切りをつける必要があるかもしれません。
念の為、サービスエンジニアが決して悪いわけではありません。その場合は、ITILの学習など学ぶ領域が少し変わってきます。
自ら手を挙げてみたか?
もし、24365で学べていないのであれば、上司(or エージェント)に相談をしてみたか。
プロジェクトにアサインされると、プロジェクト特有の知見が徐々に溜まるので、使う側からしたらずっと居て欲しいと思うようになります。
一方で、インフラエンジニアとしての学びがゼロなのであればタイミングを見て自ら別プロジェクトに移動できるように手をあげてみましょう。
安易な判断はもったいないので、プロジェクトの全体像やマイルストーンを確認しましょう。
プライベートでも遊んでいるか?
例えば、プライベートでAWS環境などいじっていますか。
エンジニアにつきものなのは学習です。
各種サービスもバージョンがアップデートされていきます。
そう言った中で、プライベートで時間を使って色々試していないのであれば少々努力が足りないかもしれません。
本当につまらない時の対応策
考えた結果本当につまらないのであれば、仕方ありません。
そんな時の対応策としては、3つあると考えます。
- プログラミングを学ぶ
- 副業に専念する
- 転職する
プログラミング言語を習得する
考えた結果、自分でアプリケーションを作れるようになりたいんだ!
と思われる方も多いと思います。
その場合は、次の3つの手段があると思います。
- 書籍を買ってアプリを完成させる
- プログラミングスクールを活用する
書籍など買ってアプリケーションを一つ完成させる
これは、即やった方がいいです。
今のご時世、本やネットでいくらでも情報を手に入れられます。
プログラミングスクールを活用する
数十万円〜数万円と比較的安く通えるプログラミングスクールも今は増えております。
そう言ったサービスを活用し、アプリエンジニアなどを目指すのはありです。
副業に専念する
仕事は仕事と割り切って、副業に専念するのもありです。
例えばCrowdWorks、根強いYoutubeや、ブログ収益化など、今の時代は個人でも稼げる機会が多くなっております。
エンジニアの経歴であれば、これらのスタートは他の非IT領域の人と比べて2、3歩リードした状態だと思います。
基本はプライム企業への転職
- インフラエンジニアとして転職
- 別領域のエンジニアとして転職
- 全く異なる業界に転職
インフラエンジニアとして転職
エンジニア系として転職をするなら、基本はプライム企業に行きましょう。
また、行けるように努力をしましょう。
まとめ
『【誤解!】インフラエンジニアがつまらないは本当か?職務を理解してチェックすべき5つのポイント!』についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。
本来のインフラエンジニアは本来はクリエイティブ要素も含んでいるはずなのですが、ただの24365要員になってしまっているのであれば、そこから脱却する必要があります。
努力とチャレンジで次の一歩を踏み出しましょう!
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